前から使ってみたかったPLC(コンセントLAN)を入手したので、
さっそく使ってみました。
NTTのPL-1100HDで、PanasonicのOEMです。
設置環境は結構悪条件で、
・築30年以上経過の一戸建てで古い分電盤。
・一階の西側と二階の東側で直線距離で一番離れてる。
といった具合にあんまり期待してませんでした。
ところが、コンセントに指してすぐにオンライン状態になって
自己診断での通信速度も30Mbくらい出てるみたいです。
ファイルコピーした時の体感速度も無線LANのときより良好です。
PLCをググった感じでは、まだ普及率低そうで評価も高かったり
低かったりしますが、もっと普及してもいいんじゃないですかね。
PLC着実に進化してたんですね。
確かにもっと評価されても良さそうな気がします。
交流でこのスピードなんで、屋内が直流に
なったらACアダプタのノイズも減って、
もっと速度出るんでしょうね。
PCをコンセントに指しただけで
インターネットの世界も還暦の前に
来るかもしれません。
PLCはもうすぐ終りそうな運命なのをご存じですか?
認可基準に誤りがあったため、その認可を巡って電波監理審議会で審議されてきましたが、技術的な誤りが事細かに指摘された結果、電波監理審議会は電波法に基づき漏れ電波の実地測定を行うことを決定しました。
その結果として全ての製品の認可取り消しや、使用者に対しての大臣からの使用停止命令も考えられる事態となりました。
もともと注意書きは読まれたかと思いますが、あまりに使用制限の多い製品です。かなりリスクがあったのですが。
PLCに関しては以下のページとそこからのリンクを読んでみてください。情報として知っていて損はありません。
http://plcplc.sblo.jp/
推進企業側は普及すると言っていますが・・・ CISPR(国際無線障害特別委員会)小委員会が2010年1月8日付けで、PLCの技術基準作成についての報告を出しました。松下等が中心となり出していたノッチも電力制限もなく、コモンモード電流だけで規制するという日本案は、無線業務に害を与えるとして世界中1カ国も支持する国はなく、それどころか欠陥だらけの技術基準であるとの烙印が押されたのです。
そして先日の11月15日に電波監理審議会が職権でPLC器機から漏洩する電波の実地測定を行いました。
その結果はひどいものだったそうです。
その結果を受けての認可取り消し、市場からの回収も十分あり得るのです。